MOU締結のお知らせ
- 3月9日
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2026年2月12日
鹿児島県
薩摩川内市
九州電力株式会社
株式会社サーキュラーパーク九州
凱信数基株式会社
鹿児島県(知事:塩田康一)、薩摩川内市(市長:田中良二)、九州電力株式会社、株式会社サーキュラーパーク九州、並びに凱信数基株式会社は、鹿児島県薩摩川内市における大規模AIデータセンター(AIDC)プロジェクトの早期稼働を目的として、基本合意書(Memorandum of Understanding:MOU)を締結いたしました。
本合意は、薩摩川内市において進められている「サーキュラーパーク九州」構想のもと、旧川内火力発電所跡地周辺エリアを活用し、次世代のAIインフラ拠点を整備する取り組みを加速させるものです。関係機関が連携し、電力、通信、用地整備、産業政策の各分野において協力体制を構築し、大規模AIデータセンターの誘致と運用を推進してまいります。
また本協議においては、凱信数基株式会社が昨年9月に公表したAIデータセンター構想(総電力容量350MW)について、将来的に最大1,000MW(1GW)規模へと拡張していく方向性についても確認されました。今後、段階的な拡張を前提として、世界水準のAIインフラ拠点の形成を目指します。
プロジェクトの基本方針(現時点の方向性)
総電力容量1,000MW(1GW)
戦略的インフラ資産本プロジェクトでは、専用6kVライン、20kVライン、220kVラインなど、複数の高圧電源系統に対応可能な受配電インフラを整備し、NVIDIAの次世代・次々世代AIデータセンターにも対応可能な電力・設備構成の実証拠点の構築を目指します。
事業意義AIデータセンター(AIDC)を核とし、受配電設備・通信ネットワーク設備・冷却設備・保守運用サービス・GPUホスティングおよびコロケーション事業などの関連産業を創出するとともに、GPUマネジメントを担う新たな産業プレイヤーの育成を図ります。また、これらの事業を支える高度人材の育成にも取り組みます。
鹿児島県薩摩川内市AIDC構想について
鹿児島県薩摩川内市におけるAIデータセンター構想は、九州における半導体産業集積「シリコンアイランド九州」の成功に続く新たな戦略拠点として、最大1GW規模まで拡張可能な大規模AIインフラキャンパスの整備を目指すものです。
本地域は、安価で安定した大容量電力供給と広大な用地を兼ね備えており、初期段階の350MWから段階的に1GWまで拡張する計画です。施設形態としては、コンテナ型データセンターおよびIDC型データセンターを組み合わせ、受配電設備、蓄電設備、通信インフラ、冷却装置などの統合的なAIインフラを整備します。
さらに、LLM(大規模言語モデル)をはじめとするAI技術の開発・運用基盤に加え、ロボティクスや産業機械などの実世界の産業にAIを活用する「Physical AI」の導入を進め、AIデータセンター関連分野における国産プレイヤーの創出にも挑戦していきます。
地域経済への波及効果
AIデータセンターの誘致には、電力、通信、水インフラなどの大規模投資が必要となります。一方で、設置された設備は長期にわたり保守・更新需要を生み出し、地域企業を巻き込んだ建設・設備産業の創出が期待されます。
さらに、本プロジェクトでは、台湾の大手電子機器メーカーであるWistron社によるAIサーバー製造拠点の誘致や、港湾物流を活用したサプライチェーンの形成も視野に入れており、地域産業の高度化と雇用創出を促進することが見込まれます。
これにより、薩摩川内市のような地方都市においても世界最先端の産業創出に挑戦できるモデルケースを確立し、日本におけるデータセンターの地方分散の実例として発信していくことを目指します。


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